「むかし観ていた朝ドラを、もう一度観たい」
「『ブラッサム』が面白いから、過去作も追いかけたい」
「NHKオンデマンドに入れば、朝ドラは全部観られるの?」
こういった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
先に大事なことを。朝ドラは全作品が配信されているわけではありません。公式の一覧を1作ずつ数えて確かめました。
※料金・作品数・放送時間は2026年10月28日に公式サイトと番組表で確認したものです。
⚠️ 配信ラインナップと料金は入れ替わります。最新は各サービスの公式ページでご確認ください。
過去の朝ドラを観るルートは3つあります

結論です。NHKオンデマンドとの直接契約、U-NEXT経由で同じパックを買う方法、テレビの再放送枠の3つに分かれます。
| ルート | 料金(税込) | 観られる過去の朝ドラ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| NHKオンデマンド(直接契約) | 見放題パック月額990円/単品110〜330円 | 配信中の59作(放送中の『ブラッサム』などを含む) | NHKだけ観たい人 |
| U-NEXT経由のNHKまるごと見放題パック | U-NEXT月額2,189円+パック990円(月1,200ポイントで充当可) | 同じ59作+U-NEXTの44万本 | 映画・ドラマも観たい人 |
| テレビの再放送枠 | 追加負担なし(受信契約世帯) | その時期に放送中の1〜2作(選べない) | お金をかけたくない人 |
(参照:NHK ONE「サービスと特徴」)
ここでひとつ、はっきり書いておきます。NHK ONE(旧NHKプラス)では過去の朝ドラは観られません。「同時配信」と「放送後1週間の見逃し配信」のサービスだからです。
ただし例外が1つあります。あとで「テレビの再放送枠」で書きますが、再放送中の作品なら、その回はNHK ONEでも観られます。
放送中の『ブラッサム』そのものの観かたは、見逃し配信をまとめた記事にくわしく書いています。
ルート① NHKオンデマンドの見放題パック(月額990円)

いちばん確実なのが、NHKオンデマンドのまるごと見放題パックです。月額990円(税込)で、配信中の番組を何本でも観られます。
NHKが放送した番組を、日本国内限定で有料配信するサービスです。放送中の番組から月々約500本、さらに過去の映像資産から23,000本以上が配信されています。
料金は見放題パック990円、単品は110〜330円
「まるごと見放題パック」と「単品購入」の2つがあります。公式の基準料金表に書かれている金額を、そのまま並べます。
| まるごと見放題パック | 単品購入 | |
|---|---|---|
| 料金(税込) | 月額990円 | 110〜330円 |
| 観られる範囲 | 配信中の番組すべて | 買った1本だけ |
| 視聴できる期間 | 契約している月のあいだ | 購入から72時間 |
| 契約の区切り | カレンダーの1日〜月末 | ― |
| 日割り | なし | ― |
(参照:NHKオンデマンド「基準料金表」/NHKオンデマンド「初めての方へ」)
単品の価格は公式ページの間で書き方が違い、「基準料金表」は110〜330円、「初めての方へ」は110円〜220円でした。
1作まるごと観るなら、パックのほうが確実に安いです。150回の作品を単品で買えば、110円でも16,500円になります。
落とし穴は「カレンダーの1日〜月末」という区切り
ここは知らないと損をします。見放題パックの契約期間はカレンダーの1日からその月の末日まで。入会した日からの1か月ではありません。
公式にも「月の途中で購入をされた場合でも、日割りによる割引はありません」とあります。10月28日に申し込むと、990円を払って観られるのは4日間だけ。11月1日には次の請求が来ます。
NHK自身も「月末にご購入される場合は、その月の視聴期間が短くなりますので、単品購入をお勧めします」と案内しています。
- 申し込むなら月初がいちばん得。月末なら単品で様子を見る
- パックは解約しない限り自動更新される。観終わったら止める
- 権利の都合で配信終了になる番組もあると公式に明記されている。「来年まとめて観よう」が通じないこともある
(参照:NHKオンデマンド「初めての方へ」)
ルート② U-NEXT経由なら、ポイントでパック代がまかなえます

NHKオンデマンドは、U-NEXTの中でも契約できます。朝ドラ以外のドラマや映画も観るなら、こちらのほうが結果的に安くなります。理由は毎月もらえるポイントでNHKのパック代を払えるからです。
U-NEXTの月額プランは2,189円(税込)で、毎月1,200円分のポイントがもらえます。U-NEXT内の「NHKまるごと見放題パック」は月額990円。NHKと直接契約するのと同じ値段です。
1,200ポイントで990円のパックを買えるので、NHKの分は追加で財布から出ません。残る210ポイントは新作映画のレンタルに回せます。
観られる朝ドラは同じ。増えるのは「それ以外」
U-NEXT公式によると、見放題作品は44万本以上、雑誌は210誌以上。無料トライアルは31日間で、特典ポイントは1,000円分(有効期限30日)です。
特典の1,000円分で990円のパックを買えます。条件は紹介ページで確認してください。
逆に減るものもあります。U-NEXTヘルプには「ダウンロードは出来ません」と明記されています。外で観たい方には、ここが引っかかるかもしれません。
(参照:U-NEXT「NHKオンデマンド」紹介ページ/U-NEXTヘルプ「NHKまるごと見放題パックとは」)
U-NEXT経由で気をつけたい3つのこと
便利なやり方ですが、公式ヘルプには注意点がはっきり書かれています。3つだけ覚えておけば大丈夫です。
- ポイントを使い切ると止まる。自動更新は毎月1日。その時点で990ポイント未満だと利用が停止し、再開には再購入が必要です
- 解約は2段階。U-NEXTの月額プランを解約しても、NHKパックの自動更新は解除されません
- アプリ内課金(iPhone・iPad・Android)で買った場合は、自動更新の対象外になります
とくに2つめは、知らないと払い続けてしまいます。「U-NEXTをやめたのにNHK分だけ請求が来る」のは、このしくみのせいです。
(参照:U-NEXTヘルプ「NHKまるごと見放題パックとは」)
私がこの方法で朝ドラを観ていたころの話
私は2018年にU-NEXTに登録して、今年で8年目です。その間に7つの配信サービスを契約し、今も4つに同時加入しています。
このパックを、6年ほど前の産後すぐの時期に使っていました。朝ドラが好きなのに、赤ちゃんがいると放送時間に観られないんです。
U-NEXTの月1,200ポイントでパックを買ってからは、時間もお金も気にせず好きなだけ観られて、本当に楽でした。広告が入らないのも、寝かしつけたあとにはありがたかったです。
今回あらためて調べたら、ポイントも1,200円分、パックも990円、単品も110円から。6年たっても同じでした。
ルート③ テレビの再放送枠(2026年11月時点の作品)

お金をかけずに観たいなら、再放送枠がいちばん早い答えです。NHKは今も、平日に過去の朝ドラを2作同時に再放送しています。
| チャンネル | 時間 | 放送中の作品 | NHK ONEの配信 |
|---|---|---|---|
| NHK総合 | 平日 午後0:30〜0:45 | 『ひよっこ』(第96作・2017年) | あり |
| NHK BS/BSプレミアム4K | 平日 午前7:15〜7:30 | 『ほんまもん』(第65作・2001年) | なし |
ここが大事です。総合テレビの枠には、番組表に「同時配信」「見逃し配信」のマークが付いていました。つまり再放送中の作品なら、その回は1週間NHK ONEで観られるということです。
いっぽうBSの枠には配信マークがありません。NHK ONEの同時・見逃し配信の対象は、総合テレビとEテレだからです。BSの『ほんまもん』は、リアルタイムか録画で観ることになります。
(参照:NHK ONE「サービスと特徴」)
この枠の弱点は、観たい作品を選べないこと。作品が終われば次に切り替わります。しかも『ほんまもん』は、NHKオンデマンドの朝ドラ一覧には入っていませんでした。
つまり配信では観られないが、再放送なら観られる作品があるわけです。狙っている作品があるなら、配信と再放送の両方をチェックするのが確実です。
【独自調査】公式の朝ドラ113作のうち、配信中は57作でした

ここがこの記事の本題です。朝ドラは全作品が配信されていません。2026年10月に、公式の2つの一覧を突き合わせて数えました。
使ったのは、NHKアーカイブスの「朝ドラ全史」とNHKオンデマンドの「配信中の連続テレビ小説」。どちらもNHK公式です。
「朝ドラ全史」には第1作『娘と私』(1961年)から第113作『ばけばけ』(2025年)までが並びます。いっぽう配信中の朝ドラ一覧は、総集編を含めて63件。作品名で数えると59作でした。
この59作から、全史に載っていない新しい2作、放送中の『ブラッサム』と2026年9月に放送を終えた『風、薫る』を引くと57作。全史113作のうち、配信中は57作。およそ半分です。
配信中の最古は1979年『マー姉ちゃん』
配信中の59作を、放送年代ごとに数え直しました。偏りがはっきり出たので表にします。
| 放送年代 | 配信中の作品数 | いちばん古い作品 |
|---|---|---|
| 1961〜1978年(第1〜22作) | 0作 | ― |
| 1979〜1989年 | 5作 | 『マー姉ちゃん』(1979年) |
| 1990年代 | 7作 | 『君の名は』(1991年) |
| 2000年代 | 13作 | 『ちゅらさん』(2001年) |
| 2010年代 | 20作 | 『ゲゲゲの女房』(2010年) |
| 2020年代 | 14作 | 『エール』(2020年) |
驚いたのが1行目です。第1作から第22作まで1本も配信されていません。1961年から1978年までの約18年分が、まるごと抜けています。『おはなはん』(第6作)も『雲のじゅうたん』(第17作)もありませんでした。
配信中でいちばん古いのは第23作『マー姉ちゃん』(1979年)。そして2010年代が20作といちばん手厚く、新しい作品ほど観られる確率が高いと考えて動くのが現実的です。
(参照:NHKオンデマンド「配信中の朝ドラ一覧」)
古い作品が配信されない理由は、公式ページから推測できます
NHKは「なぜ第1作から第22作を配信しないのか」を説明していません。ですから断定せずに書きます。
ヒントはNHKアーカイブスのサイトにあります。メニューに「録画テープを募集」という項目があるのです。NHK自身が、視聴者の手元にある古いテープを今も探しているわけです。
このことから、古い番組は映像そのものが残っていない場合があると考えられます。権利の整理が必要なことも、理由の1つと読み取れます。
今どの作品が配信中かを調べる3つの手順
この記事に作品名を全部並べることはしません。配信ラインナップは入れ替わるので、書いた時点で古くなるからです。代わりに、自分で3分で確かめる手順をお伝えします。
- 配信中の一覧を見る(NHKオンデマンドの朝ドラ専用ページ)
- これからの配信予定を見る(近日追加される作品が分かる)
- 全史リストと照らす(NHKアーカイブスで何作目かを確認)
手順① NHKオンデマンドの朝ドラ専用ページを開く
NHKオンデマンドには、朝ドラだけを集めた「配信中の連続テレビ小説」のページがあります。トップページを下へスクロールして「配信中の連続テレビ小説はコチラから」を押すだけ。会員登録もログインも不要です。
作品名のうしろに全何回かが書かれているのも便利です。『おしん』は全297回、『君の名は』は全312回。新しい順なので、いちばん下を見れば配信中の最古の作品が分かります。
手順②「これからの配信予定」で近日追加を確かめる
一覧になかったときに見るのが「これからの配信予定」です。日付ごとに、追加される番組名が並んでいます。
ここを見る価値は2つ。旧作が少しずつ追加されていく様子が分かること、そして【無料】のマークが付いた番組が見つかることです。
2026年10月28日には、2001年の朝ドラ『ちゅらさん』の第1回と第2回が無料配信中と案内されていました。会員登録そのものは無料なので、パックに入る前に試すのが安全です。
手順③ NHKアーカイブス「朝ドラ全史」と照らし合わせる
仕上げに使うのが、NHKアーカイブスの「朝ドラ全史」です。第1作から現在までが通し番号つきで並んでいて、うろ覚えの作品名を特定できるのが使いどころです。
作品名が分かったら、手順①の配信一覧でその名前を探します。無ければ配信されていないと判断できます。
配信されていない朝ドラを観る3つの方法
観たい作品が配信一覧に無かったとき、打てる手は3つあります。再放送枠を待つ、番組公開ライブラリーで観る、DVDを探す。可能性の高い順に並べます。
方法① 再放送枠と配信予定を待つ
いちばん現実的なのは待つことです。BSと総合の再放送枠は数か月ごとに作品が入れ替わりますし、配信も旧作が追加されていきます。
ただし、いつ来るかは公式に予告されません。配信予定ページを月に1度のぞくくらいがちょうどいいと思います。
方法② NHKアーカイブスの「番組公開ライブラリー」で観る
あまり知られていませんが、NHKの番組を無料で視聴できる施設があります。埼玉県川口市のNHKアーカイブス公開施設です。公式ページには「NHKの代表的なテレビ・ラジオ番組、1万本以上を無料で視聴できる」と書かれています。
- 開館は午前9時30分〜午後5時30分。休館日は毎週月曜(祝日なら翌平日)と年末年始
- カウンターで手続きをすれば、どなたでも利用できる
- 1回の利用は2時間まで。視聴ブースは1〜3人用
注意したいのは、公開中の1万本に目的の作品があるかは別問題だということ。公式サイトに「公開番組全リスト」があるので、出かける前に必ず確認してください。
(参照:埼玉県「彩の国ビジュアルプラザ映像公開ライブラリー」)
方法③ DVD・Blu-rayを探す(全作品はありません)
最後の手がDVD・Blu-rayです。ただし全作品がDVDになっているわけではありません。完全版が出ているもの、総集編だけのもの、まったく出ていないものがあります。
今回、どの作品が商品化されているかを示す公式の一覧は確認できませんでした。ですので本数も価格も書きません。作品名で検索して確かめてください。
『ブラッサム』を観ている人が次に観るなら
過去作へ広げるなら、同じ作り手や同じ出演者でつなぐのがおすすめです。『ブラッサム』はNHK大阪局の制作で、オンデマンドでも大阪局制作の朝ドラが特集にまとめられていました。
そこに並んでいた『カーネーション』(2011年)は主演が尾野真千子さん。『ブラッサム』で土橋風子を演じている方です。モデルは土橋風子と吉屋信子の記事で書いています。
もう1つの入口が『ちゅらさん』(2001年)。主演は国仲涼子さんで、『ブラッサム』では葉野リョウを演じています。2026年10月28日時点で第1回と第2回が無料配信中でした。
(参照:秋田魁新報 尾野真千子さん出演決定の記事/リアルサウンド『ブラッサム』新キャスト発表の記事)
作品そのものをもっと知りたい方は、実在モデル・宇野千代の記事とモデル一覧をどうぞ。
よくある質問
Q. 過去の朝ドラは全部配信されていますか?
されていません。2026年10月28日時点で、NHKの公式一覧にある113作のうち配信中は57作でした。約半分です。
Q. NHK ONE(旧NHKプラス)で過去の朝ドラは観られますか?
原則として観られません。NHK ONEは同時配信と放送後1週間の見逃し配信のサービスです。ただし再放送中の作品なら、その回は観られます。
Q. 無料で過去の朝ドラを観る方法はありますか?
3つあります。テレビの再放送枠、NHKオンデマンドの無料番組、そして埼玉・川口の番組公開ライブラリーです。観たい作品を選べるとは限りません。
Q. 今、朝ドラの再放送は何をやっていますか?
2026年10月28日の番組表では、NHK総合の平日午後0時30分が『ひよっこ』、NHK BSの平日午前7時15分が『ほんまもん』でした。作品は入れ替わります。
まいこの視点
放送当時に見逃した『あまちゃん』を、オンデマンドで一気に観ました。テンポがよく、前の回の続きがすぐ気になります。
毎朝の放送を待たずに次の回へ進めるのが、配信のよさだと感じました。
私の観たかった作品は、ほとんど一覧にありました。ただ、1970年代以前の作品がまったくないのは意外でした。
まとめ:まず配信一覧を見て、無ければ再放送を待つ
- 過去の朝ドラを観るルートは3つ(オンデマンド/U-NEXT経由/再放送枠)
- 公式の朝ドラ113作のうち、配信中は57作(2026年10月28日時点)
- 第1作から第22作(1961〜1978年)は1本も配信されていない。最古は1979年『マー姉ちゃん』
- 見放題パックは月額990円。契約はカレンダーの1日〜月末で日割りなし
- U-NEXT経由なら月1,200ポイントでパック代をまかなえる。ただし解約は2段階
- 配信に無い作品は、再放送枠・公開ライブラリーという道がある
まず配信一覧を見る。無ければ配信予定を見る。それでも無ければ再放送を待つ。配信ラインナップと料金は変わるので、申し込む前に公式ページでご確認ください。
参考にした情報
以下の公式ページを2026年10月28日に確認して書きました。
- NHKオンデマンド「基準料金表」(2026年10月28日確認)
- NHKオンデマンド「初めての方へ」(2026年10月28日確認)
- NHKオンデマンド「配信中の朝ドラ(連続テレビ小説)一覧」(2026年10月28日確認)
- NHK ONE「サービスと特徴」(2026年10月28日確認)
- NHKアーカイブス「朝ドラ全史」(2026年10月28日確認)
- NHKアーカイブス「番組公開ライブラリー」(2026年10月28日確認)
- U-NEXT「NHKオンデマンド」紹介ページ(2026年10月28日確認)
- U-NEXTヘルプ「NHKまるごと見放題パックとは」(2026年10月28日確認)
作品数の集計(113作中57作/年代別の内訳)は、NHK公式2ページを筆者が突き合わせて数えたものです。料金・ラインナップ・放送時間は変わります。

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