ブラッサム木村照子(山田真歩)は珠の叔母!「珠さま」と呼ぶのはリョウ

ブラッサム木村照子(山田真歩)は珠の叔母!「珠さま」と呼ぶのはリョウ

朝ドラ『ブラッサム』を見ていて、「照子って、珠とどういう関係だったのか」と手が止まった方もいるのではないでしょうか。

「山田真歩が演じているあの人は叔母らしいけれど、なぜ珠のことを『珠さま』と呼ぶのか」。

「縁談を持ってきたのも照子だったはずだけど、木村家と葉野家はどうつながっているのか」。

こういった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、公式に確認できることと、まだ説明されていないことを、はっきり分けて書いていきます。

※第19回(2026年10月22日放送)までの内容と、珠が保の妻になるという公式の役柄紹介に触れます。

目次

ブラッサム木村照子(山田真歩)は珠の実母の妹で、叔母にあたります

ブラッサム木村照子(山田真歩)は珠の実母の妹で、叔母にあたります

木村照子(きむら・てるこ)は、葉野珠の実母の妹にあたる人物です。つまり珠の叔母です。

この関係は公式ドラマガイドの相関図に「叔母・木村照子(珠の実母の妹)」として示されています。

(出典:NHK出版『連続テレビ小説 ブラッサム Part1』NHKドラマ・ガイド/誌面で確認:2026年9月30日)

ここが分かると、照子の立ち位置が一気に読めるようになります。照子は血のつながった親族であり、同時に嫁ぎ先が木村家という二つの顔を持っているからです。

珠は2歳で実母を亡くしています。照子は珠が赤ん坊の頃に会ったきりで、再会の場では「姉様にそっくりじゃ」と珠の頬に触れようとします。

照子の次男が、のちの夫・木村保(金子大地)です

照子には息子が2人います。長男が木村享一(小堀正博)、次男が木村保(金子大地)です。

保は照子の次男にあたり、京都の第三高等学校から帝国大学を目指す学生として描かれます。公式ドラマガイドにそう明記されています。

照子が珠の叔母なので、珠と保はいとこ同士です。報道でも保は「従兄」と紹介されています。公式の役柄紹介でも「いとこ」です。

(出典:Real Sound「渡部篤郎、国仲涼子、松本穂香、木竜麻生ら 朝ドラ『ブラッサム』新キャスト発表」2026年2月13日/確認:2026年11月5日)

つまり照子は、珠の母方の叔母でありながら、珠の最初の夫の母でもあり、のちの夫の母でもあるという、きわめて濃い位置に立っています。

珠の最初の縁談を持ちかけたのも照子でした

珠が16歳の1913年、照子が父・清治に持ちかけたのが木村家の長男・享一との縁談です。祝言は木村家で行われました。

ところが享一は祝言の席から不機嫌で、珠と目も合わせず、家を空け続けます。珠は3日もたたずに家を飛び出し、最初の結婚は形にならないまま終わります。

この縁談を運んだのが叔母の照子だった、という点が重要です。照子は姪をかわいがるつもりで動きますが、結果として珠を苦しめる役回りになります。

のちに照子は、珠に保との暮らしを勧めます。長男で傷つけた相手に、次男をあてがう形になるわけです。

ここを「身勝手」と見るか「あの時代の親族としては自然」と見るかで、照子という人物の印象は大きく変わります。

葉野家と木村家は、婚姻と血縁の両方でつながっています

葉野家は岩国有数の造り酒屋です。清治は家督を弟の清重に譲り、働かずに本家から毎月金を受け取る立場でした。

一方の木村家は、照子の嫁ぎ先です。札幌には照子の従兄木村正吾(三宅弘城)がいて、札幌拓殖銀行の総務部長を務めています。

木村家の親戚は岩国の外にも広がっており、この縁がのちの北海道編につながります。

葉野家の家族関係は別記事で整理しています。父と継母の事情はブラッサム葉野リョウ(国仲涼子)は継母!宇野千代の実母トモの病気とはをご覧ください。

「珠さま」と呼ぶのは継母リョウ。理由は公式に説明されていません

「珠さま」と呼ぶのは継母リョウ。理由は公式に説明されていません

公式ドラマガイドで確認できる「珠さま」の呼び手は、継母・葉野リョウです。その理由は公式には説明されていません。

公式ドラマガイド、NHKの番組紹介、キャスト発表の報道を当たりましたが、呼び方の由来を説明した記述は見つかりませんでした。

(確認日:2026年11月5日)

ですので、この記事では理由を言い切りません。推測で埋めてしまうと、読んだ方が「公式が言ったこと」と受け取ってしまうからです。

そのうえで、確認できたことと、考えられる背景を順に並べます。

公式に確認できるのは「継母リョウが珠さまと呼ぶ」という記述です

公式ドラマガイドのキャスト紹介で名前が挙がっているのは、照子ではなく継母・葉野リョウ(国仲涼子)です。

誌面には、リョウが珠を珠さまと呼ぶという記述があります。つまり「珠さま」という呼び方は、まず継母リョウの呼び方として紹介されていることになります。

(出典:NHK出版『連続テレビ小説 ブラッサム Part1』NHKドラマ・ガイド/誌面で確認:2026年9月30日)

照子が同じ呼び方をしているかどうかについては、公式資料に記述が確認できていません。ここも断定しないでおきます。

考えられる背景①「家の格」と本家・分家の関係

一つ目は、家の格という見方です。葉野家は岩国有数の造り酒屋で、珠はその長男筋の長女にあたります。

継母のリョウは17歳で後妻に入った立場です。先妻の娘に敬称を付けることで、家の中の立場を示している、という読み方はできます。

ただし、これは筆者の読み取りです。制作側がそう説明した資料は見つかっていません。

考えられる背景②奉公人・使用人との距離の表し方

二つ目は、家に仕える側の言葉に近い呼び方として読む見方です。主家の子どもに敬称を付ける言葉づかいを、継母が使っていると考えます。

この呼び方を継母が使うと、「家族なのに家族の言葉を使えていない」という距離が、台詞一つで伝わります。

ただし第5回では、実家に逃げたリョウのもとへ珠が向かい、思いを爆発させます。そのやりとりの中で、リョウが「珠」と呼ぼうかと言うと、珠は「珠さま」のままでいいと答えます。

距離だけでは説明できない呼び方だと分かる場面です。

(出典:WEBザテレビジョン「ブラッサム」あらすじ一覧/確認:2026年11月5日)

ただし、これも読み取りにすぎません。制作側の意図として発表されたものではありません。

考えられる背景③親族のあいだの呼び方の慣習

三つ目は、親族間の距離として読む見方です。ただし、照子が「珠さま」と呼ぶことは確認できていないため、この見方は照子には当てはめられません。

実際の照子は「もともとうちの娘みたいなもんじゃ」と距離を詰めてきます。リョウの敬称と並べると、二人の距離の取り方の違いが際立ちます。

ここまで3つ挙げましたが、どれも公式の説明ではありません。今後インタビューなどで触れられたら、この記事に追記します。

照子が物語を動かした場面(放送済みの範囲)

照子が物語を動かした場面(放送済みの範囲)

照子は珠の人生の分岐点で話を動かします。縁談で珠を木村家へ、提案で珠を岩国の外へ導く役です。

ここでは放送済みの範囲にかぎって、3つの場面を整理します。

第8回:初登場で縁談を持ちかける

照子の初登場は第8回(2026年10月7日放送)です。赤ん坊の頃以来の再会で、目的は清治に享一との縁談を持ちかけることでした。

この週は、珠が女学校4年生だった1913年です。前の回では同人誌『黎明』の評判の余波が広がり、清治は本家から資金援助の打ち切りを告げられています。

つまり照子は、葉野家がもっとも揺れている時期に現れます。そこへ縁談を持ってくるわけです。

同人誌の話はブラッサム同人誌『黎明』のモデルは?海潮音・海鳥・啓明の3候補を検証で詳しく触れています。

第17回:「保のとこへ行って一緒に暮らしたらええ」

第17回で、照子は珠に「あんた京都へ行かん?」と持ちかけます。続けて「保のとこへ行って一緒に暮らしたらええ」と言います。

名目は一人暮らしの保の世話です。ただし照子は「男と女のことじゃけえね。ゆくゆくは一緒になったらええ」とも口にします。

動機として語られるのは、珠を「不憫じゃと思って」という言葉です。「保のところで片付くんなら」とも言い、さらに「岩国じゃあ嫁に行かれんよ」とも言い、珠の立場の厳しさが示されます。

珠はこれを断り、リョウが「お帰りください」と場を収めます。

(出典:Real Sound『ブラッサム』“保”金子大地の優しさが際立つ理由 “珠”石橋静河を苦しめる時代の偏見/確認:2026年11月5日)

この場面は、照子の善意と打算が同じ口から出るところが見どころです。山田真歩の芝居が、善人とも計算高いとも決めつけられない余白を残しています。

第18回:リョウが照子を訪ね、珠の上京につながる

一度は断った話ですが、第18回では状況を見かねたリョウが照子を訪ねます。第19回で珠はリョウの提案を一晩考え、岩国を出る決心をします。

追い返した側のリョウが、今度は自分から照子のもとへ足を運ぶ。この反転が、娘を外へ出そうとする継母の覚悟を映します。

(出典:WEBザテレビジョン「ブラッサム」あらすじ一覧/確認:2026年11月5日)

山田真歩はどんな俳優?『花子とアン』でも作家役を好演

山田真歩はどんな俳優?『花子とアン』でも作家役を好演

山田真歩は、個性の強い脇役で作品に印象を残す俳優です。朝ドラでは2014年の『花子とアン』で、毒舌の作家・宇田川満代を演じました。

今回の照子は、強引なのに嫌味がないと評されています。宇野千代の著書にも、公式ドラマガイドのインタビューで言及しています。

プロフィールと経歴

山田真歩は1981年9月29日生まれ、東京都出身です。公式ドラマガイドのキャスト欄にもそう記されています。

経歴としては、劇団東京乾電池の研究生から始まり、いったん出版社に勤めたあと、2009年に映画デビューしたと紹介されています。

2010年の『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』で映画初主演を果たしました。

(出典:クランクイン! 山田真歩 人物情報、ciatr「山田真歩、人気作品にも出演!」、Real Sound「“照子”山田真歩の強引さがクセになる」/確認:2026年11月5日。経歴はメディア掲載情報です)

『生きて行く私』『私の幸福論』に言及しています

公式ドラマガイドのインタビューで、山田真歩は宇野千代の『生きて行く私』と『私の幸福論』に言及しています。

キャスト発表時には「晩年の宇野千代さんの笑顔のお写真や『幸福論』のイメージしか知りませんでした」と明かしたうえで、「彼女の生い立ちを知れば知るほど、人生をまるごと肯定していこうとする凄まじい姿勢に圧倒されます」と語っています。

(出典:Real Sound 2026年2月13日/確認:2026年11月5日)

『生きて行く私』は、ドラマの第1週で85歳の珠が執筆している本として、そのままの題名で登場します。

照子を演じるにあたり、役の外側にある宇野千代本人の生き方にも目を向けていることが、この発言から分かります。

「ブラッサム」に「咲き誇れ」の意味があると語ったのも山田真歩

タイトル『ブラッサム』に「咲き誇れ」の意味が込められていると語ったのは、山田真歩のインタビューです。

(出典:NHK出版『連続テレビ小説 ブラッサム Part1』NHKドラマ・ガイド/誌面で確認:2026年9月30日)

主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」です。タイトルの意味と主題歌の題名が重なっていることが、ここで分かります。

ロゴの作り方もこの文脈に乗っています。詳しくは朝ドラ『ブラッサム』のロゴは誰が書いた?矢後直規の手書きと縦組みの理由でまとめています。

史実で近い立場の人物は、実母の姉・藤村カツ

史実で近い立場の人物は、実母の姉・藤村カツ

史実で照子に近い立場にいるのは、宇野千代の実母トモの姉・藤村カツです。ただし、照子のモデルと公式に発表されたわけではありません。

ドラマの照子は実母の「妹」、史実のカツは実母の「姉」です。ここはドラマと史実で異なります。

史実の最初の夫は従兄・藤村亮一、その弟が藤村忠

宇野千代は1911年11月、14歳で父の決めた縁組により従兄の藤村亮一のもとに嫁ぎますが、10日ほどで戻っています。

その後、1916年に亮一の弟である藤村忠を頼って京都へ行き、同棲生活を始めます。1919年8月に結婚しました。

(出典:刑部芳則『宇野千代 昭和モダニズムの伝道者』NHK出版新書/図書館で借りて確認:2026年10月26日。著者は『ブラッサム』の時代・風俗考証を担当しています)

ドラマの享一と保は、この藤村亮一と藤村忠に重なると読み取れます。長男と結婚して破れ、次男と結ばれるという順番まで同じです。

なお、ドラマでは保が京都の第三高等学校の学生、史実では忠を頼って京都へ、という点も重なります。

亮一・忠の母が藤村カツ。縁談との関わりも重なります

亮一の母は、実母トモの姉・藤村カツです。青山誠の評伝では、縁談は亮一の母が望んで父・俊次に申し入れたものとされています。

一方で昼間たかしの記事は、俊次の何気ない一言をカツが婚約の約束と受け取ったのが発端と紹介しています。縁談の発端は、資料によって描かれ方が異なります。

(出典:PRESIDENT WOMAN Online 昼間たかし/同 青山誠/確認:2026年11月5日)

息子の縁談に関わる点は、ドラマの照子と重なります。照子のモデルがカツだと書かないのは、公式発表がなく、姉と妹という違いもあるからです。

公式に明記されているモデルは4組だけです。一覧はブラッサムの実在モデル一覧!西尾一路は尾崎士郎・土橋風子は吉屋信子にまとめています。

宇野千代本人の生涯は朝ドラ『ブラッサム』の実在モデルは作家・宇野千代|98年の生涯と3度の結婚、ドラマとの共通点で詳しく書いています。

木村家の登場人物まとめ

照子を中心に、木村家の人物を整理します。照子・保・正吾・浪江の4人を押さえれば、北海道パートまで迷わなくなります。

人物演者珠との関係
木村照子山田真歩実母の妹。叔母
木村享一小堀正博照子の長男。最初の縁談の相手
木村保金子大地照子の次男。いとこ
木村正吾三宅弘城照子の従兄。札幌拓殖銀行総務部長
木村浪江杉田かおる正吾の妻。2児の母
出典:NHK出版『連続テレビ小説 ブラッサム Part1』/ORICON NEWS「ブラッサム」作品情報/Real Sound(確認:2026年11月5日)

見比べながら確認したい方は、配信で振り返るのが早いです。ブラッサム見逃し配信はNHK ONEで1週間!過去回はオンデマンドにまとめました。

まいこの視点

初回放送で、継母のリョウが珠を「珠さま」と呼んでいることに正直驚きました。後妻という立場で遠慮しているのかと、最初は思いました。

印象が変わったのは第5回です。これからは「珠」と呼ぼうかと言うリョウに、珠は「珠さま」のままでいいと答えます。

様づけはよそよそしいものだと思っていましたが、この場面で、二人にとっては大切な呼び方なのだと感じました。呼び方が他人行儀に聞こえても、リョウと珠はお互いを思いあっていて、素敵な関係です。

よくある質問

木村照子は珠の何にあたる人ですか?

珠の実母の妹で、叔母にあたります。公式ドラマガイドの相関図に「珠の実母の妹」と示されています。

なぜ珠は「珠さま」と呼ばれるのですか?

理由は公式に説明されていません。家の中の立場や、家に仕える側の言葉づかいとして読むことはできますが、制作側が説明した資料は見つかっていません(確認日:2026年11月5日)。

「珠さま」と呼ぶのは誰ですか?

公式ドラマガイドで名前が挙がっているのは継母・葉野リョウ(国仲涼子)です。照子が同じ呼び方をしているかは、公式資料では確認できていません。

照子と木村保はどういう関係ですか?

保は照子の次男です。兄が享一で、珠と保はいとこ同士になります。

照子の実在モデルは誰ですか?

公式には発表されていません。史実で近い立場にいるのは、夫となった藤村亮一・忠兄弟の母で、実母トモの姉にあたる藤村カツです。

照子は第何回から出てきますか?

初登場は第8回です。第17回では珠に「保のとこへ行って一緒に暮らしたらええ」と持ちかけます。

まとめ

木村照子(山田真歩)は、珠の実母の妹で叔母にあたる人物です。そして夫となる木村保の母でもあります。「珠さま」の呼び手として公式ドラマガイドで確認できるのは、照子ではなく継母リョウです。

  • 照子は珠の実母の妹。公式ドラマガイドに明記
  • 照子の長男が享一、次男が保(金子大地)
  • 享一(小堀正博)との縁談を運んだのも照子だった
  • 「珠さま」の由来は公式に説明されていない
  • 公式で確認できるのは「継母リョウが珠さまと呼ぶ」という記述
  • 史実で近い立場の人物は実母の姉・藤村カツ(公式のモデル発表はなし)

分からないことを埋めずに残しておくと、あとで公式の説明が出たときに、どこが変わったのかがはっきり見えます。

新しい情報が出たら、この記事に確認日つきで追記します。

図書館で借りた宇野千代の資料5冊の背表紙
図書館で借りて確認(2026年10月26日)

参考にした情報

記事中の「〜と思われます」「〜という見方もできます」は、公式に発表されていない事柄についての読み取りです。公式の説明が出た場合は、確認日を添えて書き直します。

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この記事を書いた人

映画とドラマが好きな管理人です。2018年にU-NEXTを使い始め、今はU-NEXT・プライム・ビデオ・Netflix・ディズニープラスの4つに加入中。実際に観た作品だけを、あらすじ・考察・どこで観られるかまで書いています。

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